医療専門家が推奨する住環境改善アプローチ
医療法人山桃会Y.H.Cクリニック院長の矢山利彦先生は、自身の診療所を建てた際にコンクリート打ちっぱなしの建物で冬場に窓が結露でびしょ濡れになる経験から住環境と健康の密接な関係に気づき、「住医学」の重要性を提唱しています。「健康になるには段階を踏むことが大切であり、医師は最後の手段として頼る存在」という考えのもと、有限会社 利行建設では病気になってから治療するのではなく、病気を引き起こす原因そのものを住環境から取り除くアプローチを実践しています。除湿・調湿され、毒素もなく、冬暖かくて夏涼しい家を建てることは当たり前のことですが、その当たり前を当たり前に実現することが最も難しく、最も重要であるという信念に基づいた家づくりを追求しています。
首都大学東京名誉教授の星旦二先生との共同研究では、住宅の断熱・気密性能の向上により多くの疾病の改善が定量的に示され、その効果が明らかになりました。身体のエネルギーの回転は体温が高くなると回転がよくなり免疫力も向上し病気に強くなるため、予防として体を温めることが重要です。室内の温熱環境を改善することで寒さに起因する疾病等を予防し、住む人たちの健康を維持する効果が期待でき、そのような住宅に住み日々の暮らしを大事にすれば健康でしあわせな人生がきっと送れるという医学的見地から、健康住宅の価値が高く評価されています。
接着剤や塗料まで徹底した無添加へのこだわり
建材そのものだけでなく、接着剤や塗料に至るまで石油化学製品を一切使用せず、天然由来成分に限定した製品のみを採用することで真の無添加住宅を実現しています。一般的な住宅では構造材に無垢材を使用していても、接合部に使われる接着剤や表面に塗布される塗料から揮発性有機化合物が長期間にわたって放出され続け、室内空気環境を汚染する原因となります。有限会社 利行建設では、単なる材料の選定に留まらず施工方法や接合部に使う副資材に至るまで徹底的な管理を行い、ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンといった有害化学物質の発生源を完全に排除しています。
天井・床・階段には無垢材を使用し、ウッドデッキも防腐剤や防虫剤を使用しない天然木材で仕上げることで、木の持つ本来の美しさと温もりを最大限に引き出します。ドアや窓枠も同様に無垢材で統一し、家全体が調和のとれた自然素材の空間となるよう配慮しています。スーパーラジエントヒーターを採用することで電磁波の影響を最小限に抑えた調理環境を実現し、住む人の健康を多角的に守る工夫を随所に施しています。こうした細部へのこだわりが積み重なることで、化学物質過敏症の方やアレルギー体質の方でも安心して快適に暮らせる住環境が完成します。
Hy SPEED工法による強固な地盤と基礎
建物の性能は上部構造だけでなく、それを支える地盤と基礎の品質によって大きく左右されます。有限会社 利行建設ではHy SPEED工法による地盤改良を採用し、軟弱地盤においても安定した支持力を確保しています。この工法は天然の砕石を使用するため、セメント系固化材のように土壌や地下水を汚染する心配がなく、環境への配慮と高い地盤強度の両立を実現します。将来的に建て替えが必要になった際にも産業廃棄物として処理する必要がなく、持続可能な住宅づくりに貢献します。
基礎には基礎断熱とダブル配筋+ベタ基礎を採用し、建物の荷重を面全体で地盤に伝えることで不同沈下のリスクを最小限に抑えています。基礎断熱により床下空間を室内環境の一部として活用でき、床下からの冷気の侵入を防ぐことで冬場の足元の冷えを解消し、一階の温熱環境を大幅に改善します。ダブル配筋は通常の配筋に比べて2倍の鉄筋を使用することで基礎の強度を高め、地震や台風などの災害時にも建物をしっかりと支えます。構造材には厳選した無垢材を使用し、陶製瓦と屋根断熱の組み合わせにより屋根からの熱の侵入を防ぎ、夏場の小屋裏温度の上昇を抑えることで二階の居室環境を快適に保ちます。
多世代に寄り添う柔軟な空間設計
単身の方からご夫婦、小さなお子様がいるご家族、二世帯住宅まで、あらゆる世帯構成とライフスタイルに寄り添った柔軟な空間設計を行っています。注文住宅ならではの自由度を活かし、間取りや素材、デザインまで一棟ごとに丁寧にご提案することで、お客様の理想やこだわりを形にします。現在の暮らし方だけでなく、将来的な家族構成の変化や生活スタイルの変化も見据え、可変性のある間取りや将来的なリフォームのしやすさも考慮した設計を心がけています。子供部屋を将来的に間仕切りできる構造にしたり、高齢期に備えてバリアフリー化が容易な設計にしたりと、長期的な視点でのご提案を行います。
大分県内全域をカバーする対応エリアにおいて、それぞれの地域特性や敷地条件に応じた最適なプランを提供しており、南向きの明るいリビング、風通しの良い間取り、プライバシーに配慮した窓の配置など、敷地が持つポテンシャルを最大限に引き出す設計を実施します。体感ハウスでの宿泊体験やイベント参加を通じて実際の住み心地や素材の質感を確かめていただき、ブログやコラムでは断熱材の選び方、ヌックのある家、寝室の小上がり、子供部屋の間仕切りなど具体的な住まいづくりのアイデアを発信しており、家づくりの参考にしていただける情報を豊富にご提供しています。
