自然が育んだ素材との真摯な向き合い
渡慶次製作所では、素材が持つ本来の力を損なわないよう、手作業による加工を基本としています。木材に刻まれた木目や鉄の表面に現れる独特の質感は、自然が長い年月をかけて育んだ証であり、一つとして同じ表情を持つものは存在しません。こうした素材の個性を最大限に引き出すため、削り出しの工程では部材の状態を細かく観察しながら、手に触れた時の心地よさや滑らかさを徹底的に追求する作業を繰り返しています。着色や装飾を最小限に抑える仕上げにより、素材本来の色味が時間とともに深まり、使い込むほどに愛着が増していくアイアン家具を製作しています。
金属の持つ無機質な佇まいと木の温かみが調和することで、堅牢でありながら生活に静かに溶け込む品々が完成します。時間の経過とともに深い飴色へと変化を遂げる木材や、使い込むことで独自の味わいを醸し出す鉄の表情は、日々の暮らしの中でゆっくりと育まれていきます。ご家族とともに時間を刻み、生活の一部として長く愛用していただける調度品を、一点ずつ真心を込めて仕上げています。
対話を重ねて実現する理想の造形
お客様の暮らしに寄り添う家具を実現するため、渡慶次製作所では初めの段階から丁寧な対話を重ねることを何よりも大切にしています。設置する空間の広さや雰囲気、使用する方の生活習慣や好みなど、細かな情報を一つひとつ確認しながら、最適な設計を導き出すための提案を行っています。既製品では対応が難しい複雑な形状や特殊な素材の組み合わせについても、長年培ってきた技術と柔軟な発想により、理想の形を具体化するためのアイデアを提供しています。
初めの図面作成から最終的な仕上げまで、全ての工程を自社で一貫して管理する体制により、細かな調整や変更にも迅速に対応することが可能です。外部に委託することなく責任を持って作業を進めるため、設計の意図が細部まで正確に反映され、品質の統一性が確保されたアイアン家具を製作できます。完全オーダーメイドによる製作を通じて、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた、世界に一つだけの調度品を丁寧につくり上げています。
琉球松とレジンが描く多彩な世界
渡慶次製作所では、店舗什器から住宅用の家具まで、多様な製作実績を積み重ねてきました。店舗備品では、訪れる客人に品格を感じさせる空間構成を調度品の面から支えるとともに、業務の動線を考慮した機能的な設計により、現場での使いやすさと長く使い続けることで生まれる信頼感を実現しています。住宅用の家具では、ご家族の成長とともに歩むパートナーとして、部屋の寸法に合わせた精密な設計を行い、限られた空間を有効に活用できる工夫を施しています。
沖縄の大地が育んだ琉球松を用いた製作では、独特の粘りと美しい木目を持つ素材の魅力を引き出し、伝統的な風合いを現代の生活様式に合うよう調整しています。樹脂と天然木材を組み合わせたレジン家具では、光の加減で表情を変える天板に細部まで丁寧に磨きをかけ、水面のような美しさと奥行きを持つ一点物の作品を手掛けています。多様な素材と技術を駆使して、それぞれの個性を最大限に活かしたアイアン家具を、心を込めて製作しています。
時を重ねて深まる家具との絆
渡慶次製作所が目指すのは、使う人の暮らしに静かに寄り添い、ともに時間を刻むような家具づくりです。日常の何気ない瞬間に溶け込む温かみのある造形を追求し、単なる道具ではなく生活の一部として、ご家族と同じように時間を共有するパートナーとなる品々を提供しています。天板の滑らかな手触りや脚部の安定した構造に配慮しつつ、毎日触れるものだからこそ飽きのこないシンプルなデザインを大切にし、使い心地の良さを徹底的に追求しています。
時の経過を美しさに変えるための素材選びと加工の手順を重視し、手作業で一点ずつ削り出しながら表面の質感を確認する工程を丁寧に繰り返すことで、使い込むほどに手に馴染み、独自の風合いを醸し出すアイアン家具を実現しています。鉄の持つ重厚な佇まいが空間を引き締めるアクセントとして機能しながらも、生活に馴染む親しみやすさを兼ね備えた品々を、沖縄県南風原町の工房にて一つひとつ丁寧に仕上げています。お客様の暮らしを豊かにする調度品を、真心を込めてお届けしています。


